何世紀という時の流れの中で

1985年 – 20世紀

1985 : ヴェルサイユの新たな息吹

1978年から1985年は、ヴェルサイユにとって新たな息吹となった年でした。「プログラム」法の成立により、ジェラルド・ヴァン・デル・ケンプが1953年にその地位についてから望んでいた工事の実現が可能になったのです。複数年にわたるプログラムにより、1953年に始まり1980年に終了した王の寝室の家具の復元や、テーブル、小円卓、長椅子、椅子、シャンデリア(1980)の設置を行った鏡の間の復元、宮殿の中心部1階のアパルトマン全体の修復(ドーファン(王太子)とドーフィンヌ(王太子妃)の居室、王女たちの居室、王妃の下の居室)、1770年にガブリエルが構想していたガブリエル翼内の階段の建設といった進行中の主要な工事が可能となりました。これらはすべて1985年に完成しました。

「galerie de pierre basse」、2011年、ヴェルサイユ、ヴェルサイユ宮殿とトリアノン国立博物館© EPV/クリスティアン・ミレ

「galerie de pierre basse」