何世紀という時の流れの中で

1701年 - 18世紀

1701 : 新しい王の寝室

1684年からのヴェルサイユ宮殿の王の寝室は小さく、光が乏しい部屋でした。大規模な内装改修工事が行われ、王の寝室は円窓の間と閣議の間の間という宮殿の中心部に作られることになりました。そのために、ジュール・アルドゥアン=マンサールは、古いサロンの中の大ギャラリーに面する3つのドアを閉鎖しました。上部には屋階を加え、手すりの後ろに王の寝室とスペースを作りました。ベッドの上には、彫刻家ニコラ・クストゥが群像王の眠りを見守るフランス(La France veillant sur le sommeil du Roi)を作りました。アルコーヴとベッドは金糸で装飾が施され、唐草模様と花の模様が美しい、非常にたっぷりとした赤いブロケードで作られています。

以降、この部屋は王の一日と宮廷の生活のリズムの中心となります。君主の周りには、高い地位の宮廷人たちが朝は「プティルヴェ」と「グランルヴェ」、夜は「グランクシェ」と「プティクシェ」というセレモニーのために集まっていました。木製の、彫刻が施され金色に塗られた手すりの向こう側には王の寝所がありましたが、寝室もまたサン・ルイ騎士団の勲章の授与のような特別なセレモニーが行われる場になっていたのです。

美しく彫刻が施され、金色に塗られた板張りがまた、ドアの上や屋階の格間にはめ込まれたルイ14世のコレクションの絵画を引き立てるつい立ての役割を果たしていました。これらの絵画は、ル・ドミニカンと呼ばれたザンピエーリ・ドメニコ(1581-1641)、ヴァランタン・ドゥ・ブローニュ(1594-1632)、またはルイ・ブローニュ(1654-1733)のものです。

革命時には調度品は取り払われ、王の寝室はルイ・フィリップによって再整備され、1980年にはその織物装飾品はすべて修復されました。

1693年5月8日、ヴェルサイユでルイ14世がサン・ルイ騎士団で初の騎士を叙勲、フランソワ・マロ(1666-1719)ヴェルサイユ、ヴェルサイユ宮殿とトリアノン国立博物館 © RMN(ヴェルサイユ宮殿)/ジェラール・ブロ

ヴェルサイユ宮殿での宮廷の生活儀式