何世紀という時の流れの中で

1738年 - 18世紀

1738 : ルイ15世と小居室の改装

ヴェルサイユに到着するとすぐに、ルイ15世(1710-1774)は宮殿の中庭の周囲を整備させ、より私的で快適な小さなスペースを作らせました。1725年にマリー・レクザンスカと(1703-1768)と結婚する前のことです。今日これらは王の小居室と呼ばれています。王は大居室よりも私的な場所である小居室で、くつろいだ時間を過ごしていました。このように王が作らせた新しい小さな部屋は、すぐに王妃、王太子、そして王女たちにまねされることになります。

時と共に常に再整備と拡大が繰り返されたこの居室は、非常に洗練された装飾と調度品で常に飾られており、それは革命によりルイ16世の治世が終わるまで続きました。

王と王妃の内殿の居室には、当時ルイ15世のもとで最高の彫刻家であったジャック・ヴェルベクトが製作した木工細工が1760年の終わりまで飾られ、そののちマリー=アントワネットとルイ16世のためにルソー兄弟が製作しました。

王の内殿の振り子時計の小部屋、ルイ15世の天体時計、クロード=シメオン・パスマン(1702-1769)ヴェルサイユ、ヴェルサイユ宮殿とトリアノン国立博物館© EPV /トマ・ガルニエ

振り子時計の小部屋