何世紀という時の流れの中で

1771年-1775年 - 18世紀

1771-1775 : ガブリエル翼の建設

ルイ14世の治世の終わりから、ヴェルサイユ宮殿の街側のファサードに調和が欠けているという批判が相次ぎました。王の建築家は誰もが、再建設の「偉大なプロジェクト」または「偉大な設計」を構想しました。ルイ15世はその治世の終わりに、建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルに大理石の中庭と王の中庭の建物を作り直すプロジェクトを任せることを受け入れました。この「偉大な設計」は、新しいU字型の建物で新しい中庭を作るというもので、その中庭の奥には中心の張り出し部分に四角形のドームがそびえるというものでした。ルイ15世は1771年にガブリエルが提出した計画を命じ、ガブリエルは1662年に建設され、複数回作り直された王の中庭の右翼の解体に取り掛かりました。この工事は3年続きましたが、王国の財務状況と1774年のルイ15世の死去に伴い工事が中断され、今日では美しい石造りの大きな翼棟のみを目にすることができます。

ヴェルサイユ宮殿の中心部分(鏡の間とルイ(挿絵490)14世の寝室‐大理石の中庭に面した下のギャラリーと拝廊)-王の中庭に面した中心部分のファサードのひとつの建設 - 王の中庭に面した北翼と端の建物(現ガブリエル翼)のファサードの建設 - ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂の建設/フランスの建築物(ARCHITECTURE FRANCAISE) - 4巻 - 1756 - パリ、シャルル=ルイ・ジョンベール出版、二つ折り、ジャック=フランソワ・ブロンデル(1705-1774)、ヴェルサイユ、ヴェルサイユ宮殿とトリアノン国立博物館 © RMN (ヴェルサイユ宮殿) / ジェラール・ブロ

ヴェルサイユ宮殿の中心部